空っぽの冷蔵庫

キッチンから始める捨てない暮らしの為のエコ活用術

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台所のゴミを有効活用しませんか

モノを捨てない暮らしがエコにつながることはわかっていても、実際にはなかなか難しいですね。
特に、キッチンでは毎日のようにゴミが出ます。
でも、キッチンのゴミをなくす方法を知っておくと、ゴミが出ないだけでなく、栄養価の高い食事やおいしい食事ができるのです。
今回はキッチンで出るゴミをおいしい料理や、暮らしに生かす方法をピックアップしました。

台所のゴミの活用法

●クズ野菜で作る出汁
(参考記事)
野菜くずがお宝に 栄養満載のだし「ベジブロス」|NIKKEI STYLE

お料理の基本といえば出汁ですが、和食は昆布やカツオ、洋食ならチキンコンソメなどが一般的ですね。
でも野菜からもとってもおいしい出汁がとれます。
しかも、ふだん捨てている野菜の皮やヘタを使うだけでいいのです。

野菜出汁の作り方は、次のとおりです。
まず水1リットルに対して、両手いっぱいの野菜くずと、酒小さじ1を用意します。
野菜くずは何でも良いのですが、基本的な材料は長ネギの青い部分、玉ねぎの皮とヘタ、しいたけの軸、トマトのヘタ、人参のヘタ、セロリの茎の5種類です。
でも特に気にせず、人参の皮でもじゃがいもの皮でも、かぼちゃのワタや種など、何でも使ってください。
もし、野菜の種類や量が足りない場合は、昆布や煮干、干し椎茸、干しエビなどのどれか1つを加えると風味が増します。

鍋に水と野菜、お酒を入れて火にかけます。
弱火で30分程度、じっくりと煮ます。
アクがでても、これも栄養分なのでそのままにしておきましょう。
煮込んだら、ザルでこします。
これで黄金色の美しい出汁の出来上がりです。
洋食にも和食にも使えるのでぜひ試してみてくださいね。

一日で両手いっぱいの野菜クスがたまらない場合は、野菜くずをよく洗って水気をしっかりと拭き取り、ジッパー付きのビニル袋に入れて、中の空気を抜いて密封して冷蔵庫で保存します。
そして2、3日して野菜がたまったてから、出汁を作りましょう。

また、大根や人参、里芋、じゃがいもの皮は、きんぴらにするととてもおいしいですよ!

●お茶がらの佃煮
(参考記事)
茶がらの佃煮粥【E・レシピ】

煎茶を入れた後のお茶がらも、食べられます。
お茶がらとちりめんじゃこを炒めて、甘辛く味付けすると出来上がり。
お茶漬けはもちろん、混ぜご飯にしておにぎりにしたり、あつあつのご飯のおともにどうぞ!

●お米のとぎ汁の活用法

昔から知られているのが、お米のとぎ汁の活用です。
大根を米のとぎ汁で煮ると、アクがとれてふっくらとおいしくできあがります。
ふろふき大根をつくるときは、まずは米の研ぎ汁で20分ほど下茹でし、その後水を変えて大根を敷いて大根を煮ます。

また、油でギトギトになった鍋やフライパン、食器を洗うときに、洗い桶に入れたとぎ汁につけておくと、洗剤をほとんど使わなくてもすっきりと油汚れを落とすことができます。

さらに栄養たっぷりの米のとぎ汁は、植物の水やりにも最適です。
そして、フローリングの床磨きなどのお掃除に米の研ぎ汁で拭くと、ピカピカになります。