卵を持つ手

電子レンジで目玉焼きが作れる!?

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電子レンジで目玉焼きを作ろう!

電子レンジで目玉焼きが作れたら、とっても便利ですね。
でも、卵を電子レンジで調理すると爆発するので、諦めている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、電子レンジで目玉焼きを作る方法を調べてみました。

そもそも電子レンジで卵を調理すると、なぜ爆発するのでしょうか。
電子レンジはマイクロ波で食品の内部の水分を細かく振動させ、その摩擦で生じる熱によって、食品の内側から温めていきます。

一方、卵の黄身の部分は卵黄膜と呼ばれる膜で覆われています。
このため、電子レンジで温めると黄身の温度が中から温まって発生する水蒸気が膜によって蒸発できないため、水蒸気が内部に溜まります。
このため、黄身の内部の温度が100度以上に上がるため、圧力も非常に高くなり、黄身が膨張して爆発してしまうのです。

電子レンジで目玉焼きを作る方法

黄身が爆発しないように電子レンジで目玉焼きを作るときは、爪楊枝などで黄身をつついて卵黄膜を破ると爆発しないといわれています。

具体的な作り方は、次のとおりです。
まず耐熱皿の表面を水で濡らします。
これは目玉焼きが、お皿にくっつかないようにするためです。
そして軽くラップをします。
レンジがターンテーブル式の場合は、なるべく端の方に置きましょう。
こうすることで、まんべんなく熱が行きわたるからです。
30秒ずつ様子を見ながら加熱して、お好みの固さに仕上げてくださいね。
卵は冷蔵庫から出して、常温にしたものを使ったほうが失敗なくできますよ。

この方法なら、爆発せずに作れるのですが、黄身が爪楊枝で穴をあけたところから流れ出て、きれいな目玉焼きに仕上がらないことがあります。

レンジできれいな目玉焼きを作る方法はコレ!

爪楊枝で黄身に穴を開けなくても、電子レンジできれいな目玉焼きを作る方法があります。
それは、電子レンジの解凍機能または200Wの弱さで温めることです。

解凍モードや200Wの弱さでゆっくりと加熱することで、黄身の内部の温度もゆっくりと上っていくため、500Wや600Wのような強い電力で加熱する場合に比べて、黄身の内部の圧力もゆるやかに上昇するため、爆発に至る前に目玉焼きが完成します。

固さはお好みで1分半~3分程度温めると、きれいな目玉焼きが出来上がります。
まずは1分半程度温めて、その後は様子をみながら好みの固さに仕上げましょう。

最近は電子レンジで目玉焼きを簡単に作れる容器や、レンジで作ってそのまま食卓に出せる食器なども多数販売されています。
これらの商品を使ってみるのもいいですねね。
目玉焼きだけでなく、ゆで卵や温泉卵、卵焼きを電子レンジで作れる容器も市販されています。
朝食や朝のお弁当作り、忙しいときの時短料理に、電子レンジで卵料理にチャレンジしてみませんか。